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重点領域① 安全で快適な移動の提供

ジェイ・バスが目指すもの

ジェイ・バスが製造するバスは、人々の「移動」を支えるものです。毎日の暮らしに密接に関わる乗りものだからこそ、「移動」を安全で快適なものとすることは、私たちにとって最重要の課題です。バスの開発にあたっては、市場ニーズに合った最適な商品を高い品質と安全性、環境性能で実現できるよう最新技術を取り入れ、研究開発を行っています。

Moving e の車室内有効活用に向けた開発

燃料電池バス「SORA」をベースに、「Moving e(ムービングイー)」のコンセプトを守りつつ、バッテリーの輸送だけでなくスタッフの輸送、くつろぎスペース、ベッド展開を可能とした多目的室内空間をトヨタ自動車様と共同で製作しました。
イベントや災害が発生したとき、現地に電源や救護スペースを運び、地域活動や復興などに役立てます。

バッテリー運搬モード
談話・走行時モード
フラットモード(ベッド展開)

Moving eコンセプト

「再生可能エネルギーを運び、配り、お客様に使っていただきたい」というトヨタ自動車様・本田技術研究所様の共通の想いから、可搬型外部給電器・可搬型バッテリーを組み合わせた移動式発電・給電システムは構築されました。

ジェイ・バスのチャレンジ - コンセプト提案車

大型路線バスベースの「ファン!バス」(通称名):ノンステップバスの後方に眺望の良い空間を設け、移動の際、お客様にお愉しみいただける空間を実現。また、後付けの左折時巻き込み警報装置を追加し、安全性の向上も図っています。

第8回バステクin首都圏に参加出展
日時:11月22日(金)10:00~16:00
場所:幕張メッセ屋外展示場

VOICE
山本部長

⼩松 製品企画開発部
部長 兼 CE
山本 修

2020年より、新型コロナ禍でのバスの「安心・安全」対策を急務と捉え活動を進めてきました。これからは、新たな生活様式やレジャーに寄り添った、商品の開発を進めます。また、ニーズを先取りしてお応えできるよう、独自商品を提案する仕組みづくりにも取り組んでいく考えです。
一方、新たな課題としてカーボンニュートラルへの対応も各業界で加速をしています。生産財としてバスに求められる課題をしっかり捉え、安全性や効率といった要件もクリアしながら、皆様のニーズにお応えできるご提案に繋げていけるよう努めます。
引き続きバス利用者の立場に立ち、「人びとの移動を支える」企業として活動を継続していきます。

樋口部長

宇都宮 製品企画・開発設計部
部長
樋口 弘行

宇都宮⼯場で主に製造している路線バスは、公共交通機関であるため、誰もが安全で安⼼して利⽤できるよう、換気性能向上などさまざまなコロナ対策をこれまで進めてきました。長く続いたコロナ禍もようやく終息の兆しが見えてきたものの、以前の生活に戻るにはもう少し時間を要する見込みです。
一方、2050年までのカーボンニュートラル達成に向けて、公共交通機関として一度に多くの人を運ぶことのできるバスの果たす役割はますます大きくなりつつあります。動力の電動化のみならず、脱炭素素材の活用やさらなるリサイクル率の向上等、環境性能の向上に取り組み、変革へのチャレンジを続けていきたいと思います。
我々は常に柔軟な発想で「安全で快適な移動の提供」に努⼒していきます。