宇都宮受注設計部 構体艤装グループ
宇都宮工場2021年入社
もともと鉄道が好きで、大学では機械工学を学びました。卒業後は公共交通に携わる仕事に就きたいと思い、バス会社や鉄道会社の採用試験も受けましたが、最終的に選んだのがジェイ・バスでした。ジェイ・バスは、バス製造の国内シェア1位であり、観光バスと路線バスの両方を製造していることに加えて、水素バスやハイブリット連節バスなど、最先端のバスを生産していることに魅力を感じ、入社しました。
自動車業界のなかでも、バスはとても特殊なつくり方をしています。たとえば、乗用車はカタログのなかから仕様や機能を選ぶと思いますが、バスはカタログ通りということはなく、1台1台お客様のご要望を聞いてカスタマイズします。私が所属する受注設計部は、お客様のご要望に合わせて、部品やその配置を設計するのが仕事です。私がよく担当していたのが、路線バスの運賃表示器の取り付け。ひと言で運賃表示器と言っても新品から中古までさまざまな機種があります。どのようにお客様の車体に取り付けるか、毎回細かいところまで調整しながら図面を作成します。
私たちが設計している部品は、試作品が作れないので一発勝負。お客様のバスが工場の製造ラインに流れている限られた時間のなかで車に取り付けないといけません。予期せぬトラブルが起きた場合も、その時間内に解決しないと後工程に遅れが生じてしまうため、現場での迅速な判断力が必要とされます。一人ひとりの責任は大きいですが、実際に自分が設計した部品がついたバスが走っているのを見ると「よかった」と感慨深い気持ちになります。頑張ったもの、苦労したものほど思い入れも強いです。これからもお客様の要望にお応えし、満足いただける設計者になりたいです。